東中野東口周辺まちづくり
東口周辺まちづくりについて
平成16年5月、JIA中野地域会のメンバーとして、中野区まちづくりビジョンの東中野の再開発担当と
して、中野サンプラザで発表したのを契機に、中野区主催の東中野まちづくり検討会に委員として参加し、
東中野のまちづくりに関わってきました。

その後、西口は大江戸線開通や首都高速道路の開通、更には駅前広場と駅ビル建設により整備されましたが、
取り残された東口に危機感を持ち、平成22年10月に東口を利用する住民の代表からなる町会および商店会が
中心になって、東口周辺まちづくりの会を組織し言い出しっぺの私が会長に就任しました。会報を発行したり
講演会を開催したり行政に要望書を提出したり日々活動しています。

今後10か年の中野区のビジョンに、東中野駅東口のバリアフリー化が表記され、昨年度調査が実施され
ました。近々に公表される手はずになっています。今後も地域の発展のために活動していく所存です。
東中野駅周辺の問題とその解決法
一番は中央線と山手通りにより東中野の地域が4エリアに分断されていることでしょう。駅前広場がなく駅を利用する乗降客にとって車寄せがないのも不便。何より人々が集う場所がないのはもっと不便です。     
4エリアを繋いだ広場ができれば、そして人車分離ができれば人々は集い行き来が出来ます。回遊できる広場が必要なのです。 

幸いなことに山手通りと中央線は高低差があり、中央線の線路敷きの両側にはJRの所有の法面と一部道路が
あります。そこで、山手通りと同レベルに中央線の線路上に、東は日本閣に通じる都道ガードから西は山手
通りまで人工台地を設けます。そしてその人工台地は広場として整備し回遊できる通路と緑とJR駅ビル(収支バランスの合う範囲の商業施設)で構成します。

この広場からは東口北側の日本閣の施設にも東口南側の地域にもバリアフリーで接続できるようにし一部地域の利用も可能な昇降設備で既存道路に出られるようにします。またプラットホームには東口及び西口の駅ビルから地階への昇降設備で接続できます。

この広場はそのほとんどをオープンとし、周囲に回遊できる通路を作り、中央部分にはイベント可能な
ポケットや緑を確保します。中央線の周囲は既設道路があり、一般車両はそこを利用し、人は人工台地上の
回遊通路を利用します。今後、周辺でビル建替えや共同ビルの建設が誘引されるはずで、その場合回遊広場と同レベルでブリッジを渡せば繋げることが出来ます。こうして、回遊広場を中心に東中野は生まれ変わり
ます。

交通施設としての駅前広場としては、西側に対抗して東側にも現在の住吉小路の一角を再開発して創ります。
現在の飲食街を地下に作り、地上部分は2層吹き抜けの交通施設としての駅前広場とし、その上階を建設費に
見合う商業・居住施設となる共同ビルとなります。

ゾーニング図
回遊広場全景
 東口広場より回遊広場を眺める
 
 東口広場と回遊広場の断面
 
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